「ごちそうさま」のもう一つの意味

こんにちは!

中級の聴解問題でこんなようなものがありました。

A「彼の生活を毎日知っていたいから、毎日彼と電話しているの。」

B「ごちそうさま。でもそんなの続かないと思うよ。」

当然生徒の質問は

「先生、Bさんは何を食べましたか(?_?)」

ですね(^_^;)


この「ごちそうさま」は食後のあいさつではありません。

相手の「のろけ話」または「自慢話」を聞いて、

「もうたくさん聞いたからこれ以上聞きたくないよ」という意思表示です。


最近気づいたのですが、この表現は日本独特のようですね。

「リア充 爆発しろ」 や 「他人の不幸は蜜の味」 などと言われるように

他人の幸せを嫉妬したり、認めたがらない傾向があるように思います。

これは外国人には(日本人にも?)大変不評です。

幸せであることを認めただけで「のろけた」と非難されたりすることもあります。


日本には謙遜文化がありますから、日本人は恋人のことをよく言いすぎないように

気を付けていますよ。

本当は「最高の彼氏よ」と言いたいけど、「まあ普通かな」なんて言ったり。

電車の中でいちゃいちゃしたくても、家まで我慢する人もいます。


ですから、外国人の皆さんも、もし恋人が日本人なら、ケンカしないで

幸せを外に漏らさず内側に隠してじっくり味わってくださいね。

余計な嫉妬をされないように。

あ、私の前では存分にどうぞ。(^_^)v





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