用事がない電話

こんにちは!

最近はほとんどの人が携帯電話を持っていて、いつも画面とにらめっこしていますが、

10年くらい前には日本の多くの女性に「長電話」という習慣がありました。

自宅の電話に用事がないのに掛けて、1時間2時間とどうでもいい話をしていたものです。

切るタイミングをつかむのが難しくて、トイレを我慢したり、宅配便が来るとホッとしたりしていまし

た。お互いに話すことでストレスを発散していたんですね。


さて、現代ではメールやLINEで文字で連絡を取ることが多くなり、急いでいたり、用事がなかったり

するときには電話しないことが増えました。

ですから、誰かから電話がかかってくると

「ひさしぶり~。どうしたの?」

になりがちです。

「特に用はないんだけど・・」

なんて言うと、掛けたことが悪いような感じです。



実はこれは外国人にはちょっとさびしく感じられるようです。

アジアには「ご飯食べた?」に該当する挨拶があり、

毎日何度も電話して、「今何してるの?」と些細なことを報告しあう習慣がある国が

いくつもあります。

そういうつもりで日本人に電話を掛けると

「どうしたの?何か用事?」

とびっくりしたように言われて、すごくさびしくなるのだとか。

日本人には用事がないと電話しちゃいけないんですね(+_+)

と、寂しそうに話す生徒に何と言ってあげたらいいのか。

長電話の時代には戻りそうもないけど、

気楽に電話であいさつできる習慣はあってもいい気がします。

とはいえ、仕事中に何度もそういう電話がかかってきたらやっぱり迷惑かな。

これからもおそらく変化を遂げていくであろう電話でのコミュニケーション。

どうなっていくのがベストなのでしょうね。






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