読む力と話す力

こんにちは!

こちらでは、私がレッスンや学校の授業を通じて感じた

日本語の勉強のコツやヒントの一部をご紹介します。


先日、日本語学校で音読のテストをしました。

中級以上になると、授業中によく教科書の音読をしてもらいます。

いつも話し上手でいろんなことをおしゃべりするAさんが

なぜか、ものすごく読むのが下手なのです。

ううむ???

ルビ(漢字につけるひらがなのことです)は振ってあるし、初めてみる文章でもありません。

ですが、たどたどしく、発音も悪く、いつものAさんとは思えない苦戦ぶり。

なぜでしょうか。


会話は

「自分が言いたいことを頭の中で考え、知っている単語と文法を使って話します。

自分の気持ちは分かっていますから、イントネーションはわかりやすいでしょう。

単語や文法を間違えても、ジェスチャーでわかることもあります。」


音読は

「人の作った文を日本語のリズムで読みます。知らない単語や文法も出てきます。

文の構造は正しくても、自分の頭にない構造を使うのは難しいです。

文をどこで切ったらいいのか、わかりません。漢字のアクセントもわかりません。

意味が分からない文の場合、イントネーションもわからないでしょう。」


このような理由から、

読む(音読する)力と話す力は別

といえるのではないでしょうか。


生徒の皆様は

どちらの力を優先しますか。

どちらの力のつけ方もレッスンでご説明しますね。!(^^)!




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